ぬっくは、困難を強いられ、帰るところのない子どもたちの緊急避難場所です。
虐待や貧困、非行などによって家庭での居場所をなくし、心も身体も傷ついている子どもたちがいます。
私たちはそんな子どもたちに、身体を休め、
心を癒せる生活の場を保障するため、
”子どもセンターぬっく”を設立しました。
ぬっくの思い
居場所のない子ども一人ひとりに、
生きていいんだよ
自分の力で歩める力を持っているんだよ
自分の人生を歩んでいいんだよ
一人でがんばらなくていい、
私たちがいつまでも寄り添うよ
という思いを伝えたい。子どもたちの心がじわじわっとぬくもり、
次の一歩を踏み出せるその日まで、ぬっくは子どもたちを包み込みます。
弁護士/
NPO法人子どもセンターぬっく理事長
森本 志磨子
児童養護施設の当事者グループのスタッフや週末里親の経験等から、NPO法人子どもセンターぬっくの理事長として、居場所のない子どものための緊急避難場所(シェルター)の運営を2016年4月より開始。ぬっくの情報発信、ネットワークづくりを進めている。
子どもシェルター
ぬっくハウス
子どもシェルターは、虐待・貧困・非行などにより家に帰ることができず、 今日眠るところがないなど、居場所のない子どものための緊急避難場所です。
ぬっくハウスではおおむね15歳から20歳の女子を対象としており、子どもの入居期間は数日から2か月程度を予定しています。
入居した子どもに安心して過ごしてもらえるよう、24時間スタッフが常駐し、衣食住を提供します。
子どもには原則として担当の弁護士(コタン)が就き、スタッフや児童相談所職員と連携を取りながら、子どもに寄り添い、今後の生活や将来について子どもと一緒に考えていきます。
自立援助ホーム
Re-Co(りこ)
家庭にいられなくなった子どもたちが仕事や学校に通いながら、自立に向けて生活する場所です。
子どもたちは数か月~最大2年間の間、スタッフと共に生活しながら、生活リズムを整え、貯金をし、家事・金銭管理・対人スキル等を学び、経済的・精神的自立を目指します。
電話相談
居場所がないなど、さまざまな生きづらさを抱えた子どもの悩みや相談を聴き、今後のことを一緒に考えます。子どもシェルター・自立援助ホームへの入居相談に限らず、子どもの相談を受け付けています。10代・20代の若者が対象で、性別を問いません。
必要に応じて弁護士が子どもの代理人に就き、無料で法的支援をおこないます。
悩みの例
勉強会・シンポジウム
居場所のない子どもたちに関する諸問題について、参加者とともに考える勉強会・シンポジウムを年に2、3回程度、開いています。
スタッフや関係者だけでなく、ぬっくの活動に関心のある方々に広くご参加いただいています。
子どもの実情やその背景などへの理解を深めるとともに、支援者同士がつながる場にもなっています。
プロフィール
nono
ぬっく出身。
親との関係悪化で心療内科に通いつつ高校を不登校により2年留年した経験を持つ。ぬっくで生活をしつつ無事高校を卒業。
絵を描くのが好きなので、ぬっくからの紹介により、デザイン会社で働き始める。